日銀

 この前の日銀決定会合で若干ながら出口に向かって動きだしたので、銀行株を買ってみました。しかし、結果は、トルコショックであっさり損切しました。長いマイナス金利の弊害で銀行の収益が大分悪化しているので、日銀も政策の失敗を認めて撤退したほうがいいと思うのですけどね。
 結局のところ、お金をすればインフレになって、インフレになれば賃金が上がるというのは幻だったわけです。やはりインフレは可処分所得の増加によって購買意欲が盛り上がらないと無理ということが明らかになったということでしょうね。
 肝心の可処分所得の向上ですが、多少給料があがっても社会保障費の値上がりで相殺どころかマイナスですからね。それは経済がよくなるわけないですな。政府が定年70歳からといった話が出ていますが仕方ないですね。むしろ死亡する最後の10年の補助というのが制度設計の根本にあるので、平均寿命が80歳を超えた昨今では、70歳~75歳から受給というのが妥当なのでしょう。